「ちょっと歌みてください」掲示板 ー日本語を深く学ぶための短歌講座ー

いらっしゃいませ。こちらは短歌講座、「日本語を深く味わうための短歌の作り方」の掲示板です。「ちょっと歌をみてください」&「おしゃべり用」掲示板です。投稿の際の注意を守って、楽しく短歌を上達させましょう。

投稿の際、以下の「きまりごと」をご参照ください。
      きまりごと

1.しめきりまでにやり取り完了を目指すべし
しめきりまでにやり取り完了を目指してください。。あまりに多くの人がしめきり前に殺到すると見る人が死にますので、なるべく思いついたら投稿してください。

2.名前わするるべからず

昔のハンドルネーム的なものでも大丈夫です。ただし一度決めたハンドルネームは「コテハン」(固定ハンドルネーム)となるため、変える際はそのことを掲示板に明記してください。

3.仕立てや仕上げも見るゆえ、1投稿1首をまもるべし

渾身の1首を書いて送ってください。その歌の出来栄えに満足されるまで、お互いに案をだして仕立て直します。最後の仕上げまで油断せず、1週間なるべく頑張りましょう。11月23日~30日まで、無料体験期間といたします。

4.新聞などに投稿する歌、公開するべからず

新聞や賞などの公募に使う歌は、絶対にここに投稿しないでください。だいたい未発表の作品を応募する場合が多いです。ここは仕立て方や仕上げ方を学ぶ講座と思ってください。

5.投稿後の作品は積極的に送るべし

いい歌を作りたいという気持ちでいらしてください。。投稿で評をされず困っている、自分の歌をみてほしい、そういう方のための掲示板です。ふらっとお気軽に起こしください。

6.先生呼びするべからず

短歌の世界では先生とよばれたり師匠とよばれるのは弟子に対する責任が生じるので、こわいです。わたしを先生と呼ばないでください。どうしても称号をつけたいときはコーチと読んでください。わたしはピッチングコーチのような、ワンポイントリリーフです。もっと偉い方を紹介しますのでよろしくです。

7.希望や要望は歌とともにコメントで書くべし

人によってもろもろお気持ちが違います。ご不安なまますすめるほうがわたしにとっても不安になります。お歌(浮かんだ案)とともに、「このようにしたい」というお気持ちを必ずお書き添えください。

推敲希望、添削希望、意見のみ。いろいろご相談自由に受け付けます。(旧仮名のご希望はあらかじめお書きください)

コメントご要望なければ読み味わい、こうしたらいいかな、こうするといいかなを、あれこれ考えます。

8.文章を意識すべし

短歌は31音の文章ですので、57577くらいの長さ(30文字から40文字)くらいの文で書かれても大丈夫です。読み味わい、このまままでいいかを考えますのでわからなければだいたい57577の5つの句の自然な文章を書いてお送りください。初心者の方もご心配無く。アイデアだけでも大丈夫です!

9.他よろずnoteを参照すべし

こちらのページを見て、気持ちをわかせてください。

10.投げ銭の用意をすべし

体験期間中は無料ですが、価値を感じたら投げ銭していただけると助かります!金額の多寡は問いません。

SBI新生銀行 0397 さくら支店 300
 0561080 ニシマキ マコト

入会前の方は、体験期間中に新しいスレッドをたてて、
「ちょっとみてほしい短歌」を1首投稿してください。
おしゃべり・雑談・悩み相談などなども、
お気軽にお待ちしております。

BBS
アイコン設定
投稿者さん使い方

短歌1首とその他おしゃべりを投稿してください。
(個人情報とかはダメですよー)

日本語は本来がやがやした言語でした。喋りに「お」という尊敬語がついているくらい、よくみんな喋ってます。お互いの表情や意見などを窺うために、おしゃべりは大事なツールだったんです! 西欧とは違います!

実はBBSがなぜか16件以上が経過すると表示されない仕様になってしまっています。

(20件まで大丈夫です!)

コピペ希望の方はスレッド変えていただいても構いません。管理者権限ではすべて残っているので、入り用ならお教えください。【2024/10/17】
R
Rhythmさん (9ai306vy)2024/10/5 23:32 (No.13629)削除
読み方も知らないバスは夕暮れと僕の鼓動を加速していく
/Rhythm

はじめましてRhythmと申します。
note拝読しております。よろしくお願いいたします。
返信
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/8 12:39削除
あ、ありがとうございます。すごい逆に「押せないままの」というふうに「ない」表現に買えたわけですね。ありがとうございます―――。


これいい歌ですよ。これはいい!!
R
Rhythmさん (9ai306vy)2024/10/7 20:38削除
丸一日、考えました。
要素が多いためか、説明ばかりで想像の余地がないものばかりになってしまい、まとめられずにいました。

いっそ、切り落とせるものは外してしまおう。
悩んだ末に生まれたのが次の歌です。

はじめての街に私は拒まれて押せないままの「つぎ、とまります」

もっと改善できるように思いますが、考えつきませんでした。

この歌が、読者第一に考えられているのか、いまの私には判断ができません。
でも、大切な考え方を教えていただきました。ありがとうございます。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/6 19:19削除
ありがとうございます! 実は伝統的ないい歌のメソッド、ぼくもものすごい興味があるんです。

一緒にがんばって作りましょう!

ぼくも「最終的にはひとりで自分で納得する歌がつくれる」ようになるのが目標です! 伝統側のスタンスも知っておくと、そこを意識して型破りも出来ますから、何回か「気づき」があるといいですね。



4.ただのバスなのに動悸が早くなる 知らない街の「つぎ、とまります」


これ凄いイイですね。このまま仕上げに入っちゃって大丈夫です。ここからは一個一個、言葉のニュアンスのチェックをします。

最後の「つぎ、とまります」がすごく効果があるので、これ活かしたいですね。「つぎ、とまります」
っていう何かを思い起こさせるできごとに最後入ってるんで、活かせばすごいいい歌になります。

あと、はどうだろう。動悸という言葉のチョイスもすごくいいです。

あと、ぼくだったら読者は「何も知らずに一首を読む」ので、仕上げのときは「本当にこの表現で読者と作者が同じイメージになるか」をすこしコントロールしようとするかもしれないです。

「つぎ、とまります」がとてもいろなニュアンスを孕むので、


読者の疑問になる要素は消したいです。

1️⃣・「ただのバス」 いきなりでてきます。

ただの? って路線バス? 高速バス? とかってちょっと読者の読みがわかれそうな要素がありますよね。これは具体的に指定してあげたいかも。



2️⃣あと、「つぎ、とまります」ってところでやっと、あっ、これは路線バスだってわかりますよね。観光バスは「つぎ、とまります」なんてボタンついてないですから。


もしかすると、「ただのバスなのに」って表現がそもそもなくても、あっ、バス降りようとしてるなというのがわかるんじゃないか。

そんな事も考えました。


3️⃣「知らない街の次止まります」

これ、少し省略というか、読者には省略がかんじられてわかりにくいかもです。

「知らない街の(バス停で)次、止まります」

だから、読者が、「知らない街のつぎ~」で、あれ、バス停で降りるんじゃないの? って思わないか、ぼくすごい気にしちゃいます。

ぼくは、読者に感動を深く味合わせる段階で、


鼓動が早くなる
知らない街の バス停 「つぎ、とまります」



この要素があるとOKそうなので、これを入れて一番読者が驚きそうな効果になるようにつくるかもです!!

これからが仕上げ大変ですが、ぜひがんばってください。

短歌をつくるのは作者ですが、読むのは読者です!!
読者第一主義でお願いします!!




5.バスに乗るだけだよ、そんなにあわてない。間違えててもなんとかなるよ


5は、おっしゃるとおりです。ちょっとわかりにくいです。読者第一主義で行くと、「読者の俺は、バスのらないんだけど」と思われそう。いきなり自分が言われると、なんか言い回しがすごい上からっぽく感じるかも…って言ってわかります?

ほんとうはすごい不安なんですよね。

ただ「わたしに言い聞かせてる」

っていう説明がないから、ちょっと人が聞くと嫌そうな感じです。これも歌になるので、次回にとっておきましょうか。



6.日没がさらに呼吸を浅くする 旅の途中の知らないバスで

いやいやありきたりっておっしゃるけど、全然読者は喚起力ありますよ。「旅の途中の知らないバス」このフレーズはすごいいいと思います!!


ただやっぱりご指摘のとおり、夕暮れ無理にいらないとおもった感じがでているかな。「日没が呼吸を浅くする」というのは読者なんで? って思いません?



そう。読者第一主義をつくるときも仕上げのときも意識してみてください。
R
Rhythmさん (9ai306vy)2024/10/6 11:14削除
連続投稿で申し訳ありません。

4.ただのバスなのに動悸が早くなる 知らない街の「つぎ、とまります」

5.バスに乗るだけだよ、そんなにあわてない。間違えててもなんとかなるよ

6.日没がさらに呼吸を浅くする 旅の途中の知らないバスで

4.は、ご提案いただいた「呼吸が浅くなる」をアレンジしてみました。

5.のようなスタイルはときどき使っています。この歌では、誰の台詞なのかが明らかではありません。
つくった段階では、同行者の台詞というよりも、もう一人の自分のイメージです。

6.は、夕暮れの要素を入れてみました。他と比べるとオーソドックスなつくりですが、訴求力に欠けるかなと思っています。

いかがでしょうか?
よろしくお願いいたします。
R
Rhythmさん (9ai306vy)2024/10/6 10:26削除
(追伸 応募の動機)
短歌に向き合いはじめて数か月、自分の短歌の良いところ/改善点を見極められていません。
将棋でいえば、定跡も知らず指している感覚があります。
一定程度、言語化できるようになりたいです。

自分でゼロからメソッドを導く余裕はなく、どう吸収しようか思案していたところ、西巻さんの「短歌にどう入門するか?」のnoteを読みました。

短歌を磨いていくため、ぜひご助言いただけますとありがたいです。
R
Rhythmさん (9ai306vy)2024/10/6 10:25削除
ありがとうございます!
なるほど、伝わらないものだということがよく分かりました。

また、「自律神経が整わなくなる」という観点は理解しやすかったです。

作例ですが、
1.は、ぱっと見てよく分かりました。不安げな感じがしっくりきます。

2.は、文字だけみるととても好きなのですが、読み返すと、そこまで自分を失わなくてもいいかな、という気がしました。

3.は、端的に分かりやすいです。ただ、こういう表現はしてこなかったため、作品が自分の手を離れた感覚があります。

「夕暮れ」は不安感をプラスするためと、「加速」にバスの速度、日が落ちる様子、心拍数が上がる感じの三つをかけようとしただけなので、光景にこだわりはないです。

いったんご返信といたしまして、自分の案も考えてみます。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/6 09:27削除
あ、不安な気持ちなんですね!
そして旅先だったんですね!!

実はこういうのって、案外最初の気持ちというか「出るに任せた状態」のほうが自分でも納得できる歌に仕上がることが多いですよ。

旅先の知らない路線バスに載る

このまま言っちゃって不安な気持ち、なんとなく味わえません?

あと文章にもなっているし、575になっちゃいます。

実は読者は「気持ちをそのまま聞く」よりも「味わいたいなあ」と思ってます。なるべく最初にでたシチュエーションに忠実に、、「えええ、旅先で知らないバスにのるってちょっと不安じゃない?」みたいな気持ちを、味わえませんか?


あとは77だと思います。

鼓動が早くなる、だと、期待しているのかなあということだけ伝わってくるので、「意識せず」に期待と不安が入り交じるような動作とか、~しだした

みたいな感じを出せれば最高じゃないかなと思います。自律神経が整わなくなるんですよね。不安と期待で。


作例です――。

1.旅先の知らない路線バスに載る
/だんだんと呼吸が浅くなる

2.旅先の知らない路線バスに載る
/さっきまでのわたしがいなくなる


3.旅先の知らない路線バスに載る
/あっぼくの心臓がなっている



なんかすいません、うまくないな。
鼓動が高鳴るは少し避けたくて、なんかぼんやり不安と期待が入り交じりそうな言い方を探してみました。

1。は一般的かな。鼓動ではなく呼吸にしてみました。

2.はさっきまでのわたしがいないって、なんか心をなくした状態から思いつきました。

3はあっぼく心臓が成っている、みたいに気づいてみたら面白いかな。と。鼓動を言い換えて見ました。


夕暮れがでてないですね。意外と、この作品、自分がどんな状態になるかを説明するだけでも忙しくて、入らなかったかな。


夕暮れ入れるバージョンもぜひ考えて見てくださいね。あとこの手直しをうまいと思うか思わないかもぜひコメントでお聞かせください。

もう一回やりとりしても大丈夫です!!

作例は正解ではないので、あ、自分はこうしたいみたいな案もいくつか出してみてくださいね。

よろしくお願い致します。
R
Rhythmさん (9ai306vy)2024/10/6 00:07削除
西巻様、早速のコメントありがとうございます!

この歌の原案は、
旅先の知らないバスは夕暮れと僕の鼓動を加速していく
でした。

夕刻、土地勘のない旅行先でバスに乗っていると、日はどんどん暮れ、不安と緊張そして目的地での楽しみを思い、鼓動が早くなる、という光景です。

ただ、「旅先の知らないバス」は安易すぎると考え、路線バスの名前すら知らない、と置き換えたのですが、確かに、そもそも乗っているのかすら不明瞭ですね。

ご指摘ありがとうございます!
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/5 23:55削除
Rhythmさま

ご投稿ありがとうございます!!

こちらちょっといろいろにこころをとれるお歌だと思います。ちょっとだけご意図を聞いてもよろしいですか?

というのは、この歌は57577にはなっているのですが、まず

「読み方も知らないバス」は、バスの外を見ていっているのか、なかに乗車しておられるのかちょっとわたしがわかりにくいのです。

もしかして「読み方も知らない」というのは本当に言いたいことではないのかもしれないとわたしは思いました。

そこで、/バスは夕暮れとぼくの鼓動を加速していく
で考えたのですが、

夕暮れと/がまたまたわからなくて…

単純に夕暮れはあんまり加速しないと言うか、バスは加速していってもゆうぐれって遠いからあんまり動かないですよね。窓から見える風景が加速していくならわかるのですが。

あと鼓動を加速していく、


恋のこころでしょうか。「鼓動が高なる」という言い方があるので、これだとすこしお心が、すでにどなたかに仕立てられた表現にも見えます。

まず、

1.どういう光景を歌いたかったかをお聞かせください。


2.言いたいお気持ちはどういうおこころかをお知らせください。

すこし考えていきましょう。よろしくお願いいたします。
返信9
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/6 12:57 (No.13685)削除
はじめまして、よろしくお願いいたします。
まず、情けないのですが、自分は古文の文法が全く頭に入っておらず、(中学生時代からこれには挫折していました、)相当に出鱈目ですので、厳しくご指導を賜りますようお願い申し上げます。


美しき喪服あつらえ悦に入るハハキトクとの報ぞ嬉しき
返信
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/8 12:10削除
はーい。ありがとうございます!
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/8 09:48削除
母の死は嬉しかりけり美しき着物の裾の揺るるゆらゆら


裾入れました!!

どうしようかな、いろいろまだ不安定なところを今は表現したいわけでして、であればこの歌の方がよいか、と考え直しました。

こちらでお納め下さいませ。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/8 09:36削除
あ、こちらこそありがとうございます。治療的、そうなんだ、と思いました。意外とそうかも。言われてびっくりです。そういう砂場で遊ぶみたいな療法のことなのかな、とちょっと思いました。ぼくはふつうに古今集の仮名序をやってるだけなんですけど。変化球なしで。日本人は感情表現が豊かなのに、ひごろ押さえつけてることがあるんじゃないかとぼくはおもっていて、形よりも丁寧にこころ重視でやっていって、それをモノにたくして歌えば深い歌になる気がします。

結構その時の感覚はそのときの感情のまま保存されているので、それを歌にして言葉にすることで、自分のなかのもやもやが解放されるし、読者はそれを美しく見れると思うんです。

下は「着物の「裾」抜きました?
やっぱりお母さんが亡くなったことと、これから葬式で喪服をかったことって別のことなので、やっぱりこれは喪服でいいと思いますよ。
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/8 09:22削除
最後に。

母の死は嬉しかりけり美しき着物の揺るるゆらゆら


これ、歌として一番自然でよいなぁと思ったのですが、「ゆらゆら」という言葉をかける場合、喪服にはしないで、普通に着物という言葉で、暗示させた方がよいのでしょうか?(初歩的な質問ですみません)

死と喪服がだぶるとひつこいですよね……?
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/8 09:16削除
西巻様

今回は誠にありがとうございます!ちょっとうるっと来ています。

美しき喪服着て舞う月夜かな踏めや踊れや母の骸を


これで行きたいです!
よろしくお願いいたします。


**********

背景をサクッと書きますと、これ実は作って6年経っちゃっているんです。「ハハキトク」が来たときは、自分狂喜乱舞して、伊勢丹のセールで一番高いブラックフォーマル買ってきて、まじで鏡の中で踊ってたんで、父親があきれ果ててたんですね。ところが、七回忌が今もう過ぎてしまい、喜びが薄れてきているのと、あと周囲に結構「親を許しましょう」と突っ込まれて、そこで葛藤が生まれたと思います。

ただ、短歌って自分の心の中のいろいろを、突き放さないで正直に詠んでいいんだ!とわかりめちゃ楽になりました。とても治療的なことだと感じました。有り難かったです。深く御礼申し上げます。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/8 07:54削除
わかりました! これ、ご自身がピンときてない理由って、ご自身が「母が死んでラッキー」という気持ちだけじゃなくて、ご自身にも母のなかに複雑な思いとか、過去の記憶がいろいろあるからじゃないですか?

だからなんかいまいちお母さんラッキーに自分のこころがピンと来ないんじゃないかな。

あとなんか、歌のなかにちょっと状況を暗示する言葉を入れたくなると思うんです。やっぱり自分でもちょっと不謹慎、みたいな気持ちがあるのかな。

ほんとにお母さんの死で笑ってるっていう歌を貫徹したければ、


美しき喪服着て舞う夜更けかな母の骸を踏むぞ踊るぞ

これです。この夜更けってお通夜とか葬儀だからというのもあるとおもうんですが、舞台設定は状況を説明するより、感情を引き立たせるように設定するといいです。

美しき喪服着て舞う月夜かな母の骸を踏めや踊れや

          ↓

美しき喪服着て舞う月夜かな踏めや踊れや母の骸を

これが1つの稿です。

美しき喪服の裾をひらひらと母の死こそは嬉しかりけり

これもちょっとでてます。ひらひらって以外と現代語なのかなという気持ちがあって。ひらひらは戦後でてきた言葉なのかも。

「裾をまたひるがえす」みたいな感じか

美しき喪服の裾のゆらゆら(これは揺らすと由良にかけた由緒ある言葉です)揺るる

ですかね。

母の死は嬉しかりけり美しき着物の裾はゆらゆら揺るる
母の死は嬉しかりけり美しき着物の揺るるゆらゆら

母の死は嬉し借りけり美しき着物の裾をまたひるがえす

くらいです。





美しき喪服の裾を揺らす夜逝きし母より私はおとめ
美しき喪服を纏う夜更けかな月は輝く母仆れなお

これは感情が伝わるというより、1首目はうまく癒えて無くて、インナーチャイルドのことかな。


二首目は結構きちんとお母さんに関係なくこれからもがんばりますって歌。

四首目は毒母にしちゃってでもそれに対する自分の感情が消えちゃってる。今回はちょっと一度この3つはしまいますが、本当は「お母さんに対する複雑な思い」みたいなのを、しっかり何首もかけて言えるといいんじゃないかな。もちろん、他の話題でもいいです。

今後ご自身のなかのお母さんをどう取り扱うか、楽しみですね。
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/7 21:20削除
西巻さま

ありがとうございます!!

早速、一生懸命ひねってみました。


美しき喪服の裾を揺らす夜逝きし母より私はおとめ
美しき喪服を纏う夜更けかな月は輝く母仆れなお
美しき喪服着て舞う夜更けかな母の骸を踏むぞ踊るぞ
美しき喪服は揺れる鏡面に毒母は黄泉の国へと果てり
美しき喪服の裾をひらひらと母の死こそは嬉しかりけり


……。
あんまりぴんと来るのがないです。
あとたぶん文法がめちゃくちゃだろうなと思います。

西巻さま、添削をよろしくお願いいたします。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/7 19:21削除
いやとんでもない。お上手です。今日中にでればまた大丈夫ですが、

ちょっと一回案を出すのでご検討してみてください。
このあとはいつ続けてもいいです!


美しき喪服の裾を揺らしつつ母の死を祝うわが踊りかな

とか、なにかちょっと全部いれると具材がごった煮みたいになってあんまりきれいな姿にならなくて申し訳無いです。

ちょっと直し方を考えましょう。よろしくお願いいたします。
朝顔さん (9ak1620u)2024/10/7 08:16削除
西巻さま

ごめんなさい!ずぶの素人が入って来てしまい、ご迷惑おかけしております。

現在、まさに泥縄ですが「万葉集入門」と「日本の名歌」をAmazonで注文中にございます。やはり、読まないことには案が浮かんで参りません。

しばしお待ちくださいませ。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/7 05:09削除
おおおお! その観点でしたか!!! ぼく自分が男性だから、男性視点でしかみてませんでした! すごい新鮮です…。だから欅坂が唐突に出てきたんですね。

纏う、とか、舞う、とか装う、みたいな女性性を備えた美しい言葉がでてくると、いいかもしれないです。

ちょっとぼくもいまぱっと歌の目先が変わらないので、また明日にしましょう! よろしくお願い致します!!
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/7 02:54削除
西巻さま

まずはありがとうございます。
ううう、そうですよね。最初に出したものの皮肉な感じと言いますか、乾いた笑いが消えていますよね。

ただ、この作中主体女性なんですね。そうしますと、やっぱり畳んだ喪服を、さすったり眺めているんではない。あくまでも、その黒い服を身に纏って、あちこち裾などををひらひらさせながら鏡の前で「私の方がお母さんよりきれい」と、ウットリしているのでなければなりません……。

ただし欅坂46の曲名まで入れ込むと、それはとっちらかって来るし、ウエットになってしまう。

ちょっと、今改作が出せずすみません!!
明日仕切り直しをなにとぞよろしくお願いいたします。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/7 01:02削除
ああ、欅坂! てちぼく好きでした。これは、でもちょっとこの崩し方は、落語でいう「ちょいとご機嫌伺い」みたいな感じになってあまり美味しくないかもしれないです。この「美しき喪服」が引き立つのは、「お母さんが死んだ」という事実で笑っているという感情のコントラストがあったからだと思うんです。その眼目がくずれると勿体ないですー。


あと、あつらえ、は、「あつらえ悦に入る」だと、やっぱりちょっと違和感あるんですよ。何っていうんだろう。あつらえるって喪服を頼んだ瞬間じゃないかなとおもっていて、「美しき喪服あつらえ悦に入る」だけだと、自分を外側からみているというか、喪服を頼んでグヒヒヒ、みたいな、注文して笑っている様子が見えちゃうんですね。

だから、母の死は入れて、あつらえし(あつらえた)に変えて、ぼくのほうで作例を作ってみます。


母の死を嘲笑いつつあつらえし喪服が帯びし美しきひかり

(ちょっと美しきが消えてしまうんですが)


母の死を嘲笑いつつあつらえし喪服が放つ妖しきひかり

だと57577かな。


最後、なんか言いたい「美しき喪服」なのか「喪服の美しさ」に向けて道具をフォーカスさせていくとすごいいいですよ!

こんな感じでご感想とかご意見とか、あるいは自分のなかでの改作とか、いかがですか?

よろしくお願い致します!
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/6 21:34削除
西巻様へ

ていねいなお返事に感激しております。
そうですね。今時、自分で喪服を「しつらえる」のは、かなり大変です。ここはあつらえる、か、あるいはもう届いた喪服をなでてため息をついている場面かと存じます。

それで、折角褒めて頂いた五七五をちょっと崩してしまいますが、ふと思いついて欅坂46づくしで候補出してみますね。


美しき喪服あつらえひらひらと踊る踊るよNobody's fault

美しき喪服の裾を閃かせ何歳(いくつ)の頃にももう戻らない

美しき喪服あつらえ鏡の前思ったよりも寂しくないよ




追記します。母の死という情報を暗示するのが難しいです……。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/6 20:37削除
ありがとうございます! 「おしゃれな」表現がぼくにも伝わってきてよかったです!!

多分、この上の句、結構完成しちゃってるんですよね―。だから結構ふくらませようがなくて、下の句に違う時系列を無意識に入れちゃったりしたかもしれないです。


美しき喪服あつらえ悦にいる

ですが、文法じゃなくて語の選択がすごい難しいところですよね。あつらえって「仕立てをお願いした」ということですよね。そこで万歳――。となったというやつですね。

もう一個、自分で「整えたり、準備している」っていうのは「しつらえる」っていいますが、一度辞書を確認なさって、どっちがいいたい気持ちに沿っているかを考えてみてください。


https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/


ぼくは注文しているというのだと思わなくて、しつらえるで最初とってて、あれ? と思いました。

あまりにも575が決まっちゃってるので、ふつうに「頼んだんだ」っていうのがわからなくて…。カッコいいから見過ごしちゃいそうです。


あと、道具が決まったので、あとは仕立てというか、うまく表情を付ける作業が必要です。

「お母さんの死」「母の死」というのは情報が必要ですが、あとは、あつらえだと手元に喪服がないわけですから、その待っている間の気持ちを歌にすることになります。


もうひとつは、手元に喪服がある場合ですよね。

悦に入るというのは、手元にとどいた「喪服」を撫でてながらひひひひ、って言っているのかとなんとなく思ってしまいました。これを丁寧に歌にしてもokです。

ちょっとご検討頂いて、57577を仕立てて見てください。

カッコいい歌にしていきましょう!!
朝顔さん (9aivrzpa)2024/10/6 20:12削除
西巻様

まずは正確な読みをありがたく存じます。その通りです。これで毒母のひつこいイジメから解放されるよ、万歳。くわばらくわばらという歌です。

それで、ここに投稿してみて、西巻様のご指摘ではっとしました。確かに、電報来たよ→喪服こさえたよ、嬉しいよ~♪と本来、時系列な事柄が二つこんがらかっちゃっています。

ちょっと迷ったのですが、これはやはり「美しき喪服」がメインですね……。

なにとぞよろしくお願いいたします。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/6 19:58削除
こんにちは。文法の話はちょっとあとなんですけど、これはもしかして、「お母さん」が亡くなりそうな電報を見て、ちょっと「ほくそ笑んでる」とか、よろこんでおられる状態の歌ですか?

なんかそういう歌を作りたい気持ちがとても「粋」(外国語で言うとCOOL)です。


お母さんって普通かけがえがないから、みんな「嬉しい」なんて思わないんですけど、「これで遺産入ってくるしめしめ」とか、「昔いじめられたよかった」っていう気持ちって絶対あると思うんです。それを言葉にするのって、ひねくれたものの見方って言われるけど、短歌はそういう感情がすごいおしゃれにみえるんですよ。


ちょっといま「道具選び」の段階だと思うんですけど、


気持ちは伝わるので、ウマい道具を探しましょう!

この歌って、道具が二つ入っちゃってるんです―。

一個は、「美しき喪服」ですよね。


もう一個は「ハハキトク」っていう知らせです。


美しき喪服を誂えて悦に入っている時、と、ハハキトクの報を受け取ったときってべつの時系列だと思うので、2場面あることになります。

どっちが一場面だけで歌を作ってていねいに感情を読者につたえるのがすごく大事です。


内容が内容なので、一旦ここまででご返信くださいませ。

どっちの場面を活かしたいか(これは強く思ったほうで大丈夫です)

その選択と、ぼくの読んだ内容であっているかどうかお知らせください。よろしくお願いいたします。
返信16
福田六個さん (9ajehdr2)2024/10/6 21:41 (No.13736)削除
はじめまして。noteは最初の記事から短歌のものはすべて拝見しています。日本のシュルレアリズム検討の記事がとても面白かったです。日本語や日本独特の態度みたいなお話がこう繋がってくるのか、と!
以下、投稿歌です。

席という席がひかりを浴びている列車は午後を掻き分ける川

結句「搔き分けていく」で一度作りましたが、
「見立て」が入っていない、と思い川をつけましたが、
実感もこもっていないし驚きもないなあ、という手ごたえです
返信
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/8 06:39削除
はい今回こちらでいただきまーす
福田六個さん (9ak3j7ui)2024/10/7 23:21削除
では

席という席がひかりを浴びている列車が午後を掻き分けていく

でお願いします!
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/7 19:03削除
ああ、なるほど。これ、ぼくが気にしてたのは、作者は電車の外から電車が鉄橋を渡っている様子なのか、それとも中にいて、一緒に光をあびてたのか、が意外とブレる歌だなという気がして、どっちに視点を合わせればいいか迷ってたんです。

風をかき分けていく、っていうのは、風が電車をかきわけていくのがみえるというか、外から電車を見てる「感じ」がする。

でも、作者は中にいらっしゃるから、光をあびて、一緒に「席という席があびているひかり」のなかでたゆたっていることになる。

じゃあかき分けていくは何なんだろうというのが、迷いでした。

とりあえず今回時間なのでしまっちゃいますが、ちょっとお考えになられて、また席をあらためて出していただいてもいいです。ご検討ください。
福田六個さん (9ak3j7ui)2024/10/7 09:22削除
なるほど。
気持ちというか、感覚というのか。

列車のなかはすこし強いくらいの揺れがあって、すごしやすい場所かというとそんなはずはない気はするのに、部屋にいたり駅にいたりするときよりずっと身体が場所と一体化している、という感覚です。
どろっとしながらも迷わず一方向へ流れていく心地よさです。

仰るとおり、「が」の二度使いを避けて「は」になりましたが、これだと注目というのか、力が逃げてしまう印象があるでしょうか。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/7 01:17削除
はじめまして。ありがとうございます!!

記事のこと、すごい嬉しいです。小説より面白い「随筆」というか「気づき」を目指して頑張ってます。今後ともよろしくお願いします。

お歌、いやいやいやいや。これ、めっちゃいい歌じゃないですか。なんとですね、初案の「かき分けていく」ですごい完成してます!!


実はこれ、「見立て」が初案に入っているんですよ。というのは道具というのは、具体物のことだけでも無くて、抽象的な「もの」でもOKなんです。


この場合「ひかり」が眼目のというか道具なんですよ。あるいは列車も道具かな、すごいウマいです。


上の句がめっちゃいいんです。

席という席がひかりを浴びている列車は


で、もうきまりくらいの絶妙な見立てです。あとは仕上げなので、すこーし表情を整えるくらいでいいと思います。

一回もとに戻してみます。

席という席がひかりを浴びている列車は午後をかき分けていく

ほんとはもうこれだけでも凄いいいですが、

表情付けで、一つだけ大事なことがあります。

1️⃣助詞かな。これ列車「は」と列車「が」、どちらがいいと思いますか?


席という席がひかりを浴びている列車が午後をかき分けていく

たぶんがの2回使いが嫌な感じなんですよね。

いやでも、凄いなあ。これ…。感動してます。

あとは気持ちの入れ方もすごい大事ですけど、「かき分けていく」に入っているかなあ。ちょっといいか悪いか、ぼくも調べと見立ての良さに騙されちゃって判断つかないです。


見惚れちゃいますね。この見立ては。

ちょっとご自身の見解というか、どんな気持ちをいれたかったかだけヒントいただけますか?

それで判断させてください!
返信5
青木夕海さん (9ai1u1b1)2024/10/5 22:59 (No.13622)削除
西巻 様

noteから参りました。青木夕海と申します。テーマ詠での投稿です。推敲も添削もご意見も、何でも大丈夫ですので、思うところをお書きいただけますと嬉しいです。宜しくお願いいたします。

まるで故郷に戻ったような駅で私は失くしたリップを買った
返信
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/7 18:13削除
いえいえ。ありがとうございます。すいません。初めての投稿者さんだったのでこちらも歌を読んで勝手に一方的に解釈して直しに入ってしまった気がして「うわー野暮ったいな自分」と気になっていたんです。

そうなんですよ。

実は青木さんがまさにこの「失くしたリップ」を主眼にしていたら、どうしようということだったんです…。ちょっと感想戦になりますがお付き合いください。

まずふるさとってすごい不思議な言葉で、ぼくはいまの言葉ではふるさとは新潟、って実際に遠く離れた生まれ故郷というのを思ってしまいます。(横浜住みです)

それで離れてしまうとその良さがわかって、ああ、あのころよかったなあ、って思ったりするんです。その懐かしさの入った寂しさを「郷愁」とかいいます。

でもいま東京とか首都圏とか、関西圏とか中部圏、どこでもご自身のご実家を離れない方が増えて、この感情がわからない方も結構多いと思います。

仕事と家の繰り返しだから、地元から出てひとり暮らしとかあんまりしないとか。

だから、ちょっと嫌な感じがしたのは、「ほっとする感じ」って実家でも言えちゃうじゃないですか。作者情報がぱっと見で歌しかないんで、ほんとに昔の意味での「離れた故郷」って感じたことがあるかな? って思ったんですよ。

でも、「失くしたリップ」って、なんかすごい足りない印象がぼくのニュアンスであって、それをどう回収しようか、っていう筋があんまり見えないので、無意識に外しちゃいました。スミマセン。

これはちょっと引き出す側の手つきがすごい悪かったなあ、と思っています。

押し付ける感じに少し見えたら申し訳ないです。

あと、よく考えてみたら、

「失くしたリップ」

って何がよくないんだろうと思っていたら、言葉というか無意識に省略している「何か」がなかったんですよ!



どこかで失くしたリップを買った

とか

どこかでなくしたリップを買った

にすると、あれ、これ故郷というか、自分はホッとする部屋に戻ってきたのに何かなくしたものがあって、そっちにフォーカスする歌って言う感じで効いてるんですよね。

この場は片付けちゃいますが

ふるさとの駅に戻った顔をしてどこかで失くしたリップを買った

くらいでなんか心に沿っている気がします。

すいません今回とても始末が悪くて。またよろしくお願いいたします。
青木夕海さん (9ai1u1b1)2024/10/7 12:06削除
まずはご返信ありがとうございます!
西巻さんからの質問にお答えします。ちょっとまどろっこしい解答になってしまいましたが、お読みいただけますと嬉しいです。

この短歌をつくったとき、初めは「失くしたリップ」のほうに重きをおいていたのですが、西巻さんから色々とご意見をいただくうちに「故郷にもどったようなほっとするような感じ」をベースにつくったほうが、確かにこの歌はよくなるのではと思いましたので、後者のほうに舵を切りました。そもそも故郷にもどったようにほっとするということ自体、間接的に(で合っていますかね…うまく言えません)ではありますが、そのひとから故郷が奪われている、あるいは失われている状態が前提にありますし、そのひとが「ほっとする」ことによって状態が心持ち回復している様子が伝わってきます。
当初書きたかったことは、まさにこの部分です。故郷に似た駅で、むかし失くしたリップを見つけてそれを買い、自分のなかの損なわれていた何かを補おうとする。私はこれを「失くしたリップ」のほうに見いだしていました。
西巻さんの手直ししてくださった歌は、歌全体がその雰囲気になっていて、とても良かったです。見落としている感情や言いたかったことなど、色々考えてみたのですが、特にないかなと思いました。西巻さんが私の短歌の意図を汲んでくださったおかげです。

ふるさとに戻ったような気になってだいだいいろのリップを塗った

ふたつ案をいただいたと思うのですが、私はこちらの歌が好きです。

それから、色の資料もありがとうございます!そうですよね。素敵な色がたくさんありますものね。次はもう少し細かいところまで、自分の言いたいことは何かを意識してつくっていきたいと思います。

あとリップですが、保湿目的のものとお洒落目的のものがありまして、なんとなくふたつは別物という印象です。ただ、お洒落目的のものにも保湿成分が入っているとは思いますし、保湿目的のものだけど色がついているものもあります。それを区別して使っているという感じでしょうか…といいつつ、私は全く化粧をしないのであまり詳しくないのですが…
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/6 10:14削除
はーいありがとうでーす。

テーマから全然ずれていいですよ。いい歌にするのが目的なんです。いろいろ言い方があるんですけど、リップにほんのり表情をつける感じで考えると良いです。だいだいいろがいいですね。

保湿リップもリップってごめんぼく使ったことがないんですけど、保湿じゃないリップってあるんですか?

橙色が、ちょっと漢字が硬いので、だいだいいろの
ってほんのり表情をつけるくらいで最高です!

みなさん仕上げ方がわからないんだと思うんですけど、漢字の印象とか、いろいろ思いつくのを見て、ほんのり微妙に表情をつけるの難しいです。青木さんがこの歌のやれることだと思います!


まず歌にぼく一度してみますよ。

橙の保湿リップを買う駅のまるで故郷に戻ったような

お気づきでないかもしれませんが、リップを買う駅「の」は、実は昔から使われている序詞の「の」なので、これでうまく言えてます。

でも、なんか橙色のリップってすごいほんのりあたたかくで、ほっとする色じゃないですか?

こっちが主眼(下の句)になっても全然印象がいいです。買った、だとなんかまだ自分から遠い気がするので、

だいだいいろのリップを塗った

で駅ぶっとばして構いません。

それで故郷にもどったような気持ちですよね。

ふるさとに戻ったような気持ちがしてだいだいいろのリップを塗った

ふるさとに戻ったような気になってだいだいいろのリップを塗った



こんな感じにも歌になります!

いかがでしょう。



やっていただきたいのは二つあって、このわたしが感じた手直し例が、果たして自分のこころに沿っているかどうか、しっかり考えてほしいんです。

1.もっとこんな事を言いたかった、見落としてるって感情ないですか? ご自身の歌を作る過程で、ご自身が感じたこと、探してみて、わたしに教えて下さい。

2.わたしのこの手直しにたいしてどう思ったか、教えて下さい。

超良かった! と思ったら、褒めてください―。


あと参考です。

意外と日本の色ってたくさんあって、


https://www.colordic.org/w



だいだいではないなあとおもったら、他の色も探してみてください。意外と、これは心の様子を言えてるな、っていう色がたくさんあります! 参考にしてみてくださいね。
青木夕海さん (9ai1u1b1)2024/10/6 09:51削除
ご返信、そしてアドバイス等ありがとうございます!
このように手直しさせていただきました。二案あります。

一案目。これはテーマ詠に沿ってつくったものです。

橙の保湿のリップを買う駅のまるで故郷に戻ったような

二案目。これはリップ自体に着目したものです。テーマ詠からは、ずれています。

橙のリップをくりだす柔らかさまるで故郷に戻ったような

西巻さんのご意見などお伺いしたいところですが、お忙しい場合はご返信には及びません。宜しくお願いいたします。
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/5 23:23削除
こんばんは青木夕海さま
さっそくご投稿ありがとうございます!!

お歌拝読しました!

すごくなつかしいかんじというか、なにかほっとされたおきもちを感じました。たぶんおっしゃりたいのは上の句の「故郷に戻ったような」というお「こころ」のほうかと思いました。こちらはこのお「こころ」をとにかく引き立たせるように仕立てたいとわたしは思います。

例えば、ちょうど「まるで故郷に戻ったような」ということばが「まるで故郷に・戻ったような」とちょうど7・7です。

短歌は575+77ですので、いいたいことが下の句にあったほうがより読者の心によりながくのこります!

わたしは失くしたリップを買った   まるで故郷に戻ったような


とすると、よりくきやかにお心がでます。ほっとした感じがでます。

あとは575なのですが、

これは、リップという「もの」に「ほっとした感じ」を出したいですよね。

失くしたリップを買った、のなかで、たとえば「赤いリップ」とか「ももいろのリップ」とかどんなリップなのかがわかるとよりこころがでるように思います。

ちょっとこちらはお考えになられて、おうたはすごくこころが伝わってくるいいお歌ですので、またお見せいただければ嬉しいです!
よろしくお願いいたします!
返信5
まねきねこさん (9ai8blae)2024/10/6 02:01 (No.13642)削除
こんばんは
note拝読しております。
推敲、添削、ご意見、すべて希望します。

SNSやマッチングアプリなど、仮想空間で出会った人と約束をして、実際に会うときの気持ちを詩にしました。閉鎖的空間から外へ出ていく(旅立つ)不安や期待などを伝えたいです。

(悩み)推敲しましたが、ワクワクしない。ありきたりというか。つまらない短歌だなぁと思います。これに限らず、わたしのつくる短歌はいつもつまらないのが悩みです。もっと読む人の想像力をかきたてるような、ワクワクする短歌が詠みたいです。
ご指導よろしくお願いいたします。



白日のもとに出逢おう 僕たちは仮想の国から脱出をする≪まねきねこ≫
返信
西巻真さん (9ai2p0od)2024/10/6 09:53削除
投稿ありがとうございます!


白日のもとに出逢おう 僕たちは仮想の国から脱出をする

これ「白日のもとにさらす」みたいな感じかな。白日のもとに出会う、ってあんまり言わないかも…



いまの段階を言うと、短歌にできる状態というより、まだ自分の気持ちをうまくなにかいいものに「見立て」られてない感じ。

自分の気持ちをあらわす「もの」が見つかってないんです。


ここは一回57577を捨てて、わたしと一緒に、で気持ちを託せる「道具」をじゃんじゃん出していきませんか?

お題は、

外へ出ていく(旅立つ)不安や期待を感じる閉鎖的空間で、読む人の想像力をかきたてるような、ワクワクするような道具があると最高ですね。

まねきねこさんは、なによりもいい道具を探す作業ってしたことありますか? もしご自身でありきたりと思うとすれあ、ウマい道具を探せてないんじゃないかなと思いました。

じゃあぼくからいきますよ

螺旋階段! とか
鍵のかかった教室  (意外とでていかない気がしません?)

鍵のかかった音楽室とか美術室も魅力的!

誰もいないディズニーランド
誰もいないピューロランド
誰もいない遊園地

遊園地の遊具で、螺旋迷宮、なんてありませんでした?

ごめんなさーい。ぼくネタ切れです。

ここはもう思いつくまま、ご自身で名詞といいますが、うまい道具を探してきてみてくださいね!


それをみて歌にしていきますので、よろしくです!!
まねきねこさん (9ai8blae)2024/10/6 02:21削除
追伸

ありきたり…説明的すぎるということです。状況、心情を、ただ説明してるだけで、面白味がないのが悩み。
返信2

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